Major Crimes〜重大犯罪課 シーズン5 13話「罪なきウソ: パート3」

こんな話・あらすじ

ついに法廷乱射事件の黒幕が判明する。一方バズはかつて自分の父親と叔父を射殺した犯人に辿り着く。

キャラクターの動きや注目シーン

黒幕は意外だった

3回に渡って繰り広げられたチクロン同胞団を巡る法廷乱射事件とその陰謀についての話ですが、一応今回で区切りです。しかも前述の事件以外に、バズの父親と叔父が昔に射殺された事件と、サンチェスが事件の被害者の息子を保護しようとする話も同時に進んでいて結構盛りだくさんです。

ドワイトの銃乱射事件とハイ・サン毒殺事件の2つがあります。ハイ・サンの方は前回の最後の方でほぼ真相が見えてきていましたが、銃乱射の方はさっぱりわかりませんでした。生きている容疑者が少なすぎます。

結局黒幕は判明して、意外ではありましたがあまりカリスマ性がないというか、そんなに切れ者という犯人ではありませんでした。個人的な感想です。ドワイトの謎の父親だとか、グラフが正体を知らない裏のボスだとか、割と凄そうな属性が付けられていたのでもうストロー弁護士並みの宿敵になれそうだと思っていたのに、最後もあっけなく終わりました。ちょっと消化不良。

この事件によってレギュラーキャラのテイラーが亡くなっていますが、あまりそちら寄りの話にならなかったのは不思議ですね。今回の最後はフリンが体調不良で倒れますが、さすがにこの短時間でレギュラーを消しまくらないでしょうから、おそらく無事でしょう。

ラスティ大活躍だが

今回はバズの方の事件も解決へと導かれます。前回ビリー・ジョーンズという男が2人組の犯人のもう1人であることがわかりました。名前だけでは候補が多すぎましたが、バズは独自の閃きで犯人絞り込みを行いました。なかなかやるもんだと思って見ていたら、もっと凄いことをやっていたのがラスティでした。

バズが容疑者が中古車販売店に勤めていることまでほぼ突き止めたことを教えてくれて、園情報を元にラスティは勝手にネット検索。レイダー達が結果を聞く頃にはすでに自分で中古車販売店まで行って容疑者と会話、しかも飲み物を要求して指紋付きのペットボトルを持ち帰ってくるという、とんでもない働きでした。ずいぶんと有能になったものですね。

これで一気に犯人逮捕と相成りました。ラスティも功績を認められたのか現場近くへガスと共に待機することを許されます。新聞のネタですね。興奮するラスティ。当然バズも仇の逮捕によって喜んでいるだろうと彼は思っていたのですが、バズは浮かない顔で出てきました。というのも犯人はすでに家庭を持っていて子ども2人がいました。逮捕によって子どもから父親を奪うことになり、これでよかったのかとバズは自答します。難しいですね。子ども自身には罪はないわけですし。

そして子どもとの別れというのがサンチェスにも降りかかります。前の事件の被害者の子どもを預かって世話していましたが、祖父母が見つかったということでそちらで住むことに。サンチェスは引き渡しを嫌がりますが、さすがに拒否し続けるわけにもいかず別れの時です。というかこのくだりって「クローザー」の時にも同じような話ありましたよね。シーズン6で。子どもを自分で世話するつもりで張り切りサンチェス。さすがに2回も見るとまたかって感じです。

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