こんな話・あらすじ
クエイルの妻のクレアは向こう側から密かにやってきてこちら側のクレアと入れ替わっていた。スパイ養成学校の日々と彼女の知られざる苦労が明らかになる。
キャラクターの動きや注目シーン
クレアのスパイ訓練始まり
今回の主役は完全にクレアですね。そしてスパイの疑いをかけられているクエイル。実際はクレアが密かにクエイルを通じて得た情報を向こう側へ流していたことがついに明らかになります。
ということで主にこの2人ばかり出てくる回です。ハワードは向こう側の彼がちょっと出てきてクエイル宅へ入り込み、クレアがスパイである証拠探しをしていたぐらいでしょうか。元々のハワードなんか出番すらなかったですね。まあ片方が出ていれば主演にギャラは出たのでしょうが。
向こうのクレアがスパイ養成の学校であるインディゴでそうした教育を受けます。両親をインフルエンザで失って孤独となったクレアはスパイにする条件が十分だったのでしょう。このインディゴは結構先生が厳しく、同じクラスの男子であるスペンサーに淡い恋心を持ったことがバレると先生にビンタされてしまい、生きるということは苦しいとかのよくわからない教えを受けます。
クエイルの揺さぶり
インディゴで最も厳しいなと思ったのが、元の世界にいるクレアがスキーで骨折したことがわかると、スパイのクレアの方も骨折させられたことですね。しかもなぜか麻酔を抜きで足を折られるという、拷問じゃないかと思うような所業。
後半は結構ヒリヒリするような緊張感があります。過去のクレアの描写と、現代のクエイルの誕生日パーティーが行われている描写が交互に入りますが、クエイルはすでにクレアがスパイであることに気づいていますので、パーティーの挨拶の席でもクレアの嘘を暴くかのような鎌をかけてきて、クレアの父にはどうしたんだあいつと頭を疑われます。
あとは気になるのは、クレアが入れ替わったのはいいにしても元々のクレアはどうしたのかということですね。スパイのクレアは元のクレアが重要なポストに就けそうなクエイルと婚約したことで、入れ替わりをインディゴから命じられます。さっそくこちら側へやってきて、クエイルの交友関係や元のクレアの話し方を研究。いくらなんでもクエイルとクレアの夜まで熱心に見なくてもいいだろうと思いましたけどね。やたらとセックスシーン多いですねこのドラマ。
元のクレアを襲撃して入れ替わったクレアでしたが、現代では今回の最後についてクエイルから問い詰められます。クエイルも、事前のハワードとの話ではもうちょっとクレアを泳がせていくような計画かと思ったのですが、いきなり核心に迫って問い詰めるとは。冷静さを欠いていたように見えますね。まあ自分の妻が別人と入れ替わっていたらそうしたくなるのもわかるのですが。