こんな話・あらすじ
マイクは過去に息子を殺されており、息子の嫁と互いに面倒を見合っている。息子の死から立ち直ったかに見えたマイクだったが、ある日行動に出る。
キャラクターの動きや注目シーン
マイクの暗い過去
今回の主役はマイクです。前回は家に警官がやってくるという不穏な状態で終わっていました。今回はまずフラッシュバックで過去の映像から始まります。場所は駅。
マイクには息子がいたのですが、何かあって殺されてしまったようです。義理の娘にあたるステーシーはこの息子の妻というわけですね。仲はそれほど悪くなさそうです。孫娘がいてマイクもかわいがっているからでしょうか。
頻繁に過去と現在が交互に描写されます。
現在。息子マティーの死から立ち直ったのか立ち直っていないのかよくわからない状態のマイクがおり、ステーシーは彼を心配しています。マイクの方も一応立ち直ったような顔をして、孫のケイリーと遊んでいます。うちの両親も私の子ども、つまり彼らからすると孫をとてもかわいがっていますから、その存在というのは家族にとって大きいものですね。
「ブレイキング・バッド」でのマイクについて考えると少し悲しい気持ちにもなります。孫に接するみたいにウォルターとかにも優しくすればよかったのに。
ステーシーから、亡くなる直前のマティーの様子を聞き出すマイク。何か秘密を抱えており、そのことで悩んでもいたようです。彼女もその原因がなんなのかわからず苦しんでいます。
マイクも、マティーが何を考えていたのかわからないと言います。まあこれは嘘でしょうね。何かに感づいているはずです。裏社会に詳しそうなマイクですから、ステーシーと同じレベルでの思考ではないでしょう。
ジミーはマイクに協力して借りを返す
前回マイクのもとにやってきた警官はフィラデルフィアから来たそうです。マイクは2人の警官を殺したのではないかと疑われています。
ジミーも一応登場して、マイクに協力させられます。警官が持っているメモ帳をマイクが盗む手伝いをさせられるのでした。ケトルマンの件でマイクに借りがあったので、それを返すときが来たのです。
そつなくこなすジミー。これでジミーも共犯ですが、マイクとの間に妙な仲間意識が芽生えたようにも見えます。
徐々にマイクの過去とマティーの死の真相が明らかになっていきます。詳しく書くとネタバレですが、どうもマイクのやったことがマティーの死の遠因でもあるようですから、そりゃマイクが思い詰めたような表情をしているのも当然ですかね。
話は過去に戻り、酔っ払った演技をしてマティーの同僚警官2人を連れ出すマイク。結末は見えているとはいえ、いつマイクが攻撃を開始するのかわからないために緊張感のあるシーンでした。