ベター・コール・ソウル シーズン1 10話「マルコ」

こんな話・あらすじ

ジミーはハワードと和解したが、精神が混乱してかつての悪友マルコと共に再び詐欺まがいのいたずらを行う。

キャラクターの動きや注目シーン

ハワードとの和解

前回は兄のチャックが自分の進路の邪魔をしていたと知って、袂を分かったジミー。兄の生活の世話をしていましたが、それももうやめだと言って家を去りました。

いきなり過去シーン。悪友であるマルコと別れてチャックのくれたチャンスにかけるというジミー。ここでいったんは真っ当に職に就いていたジミーだったのですね。チャックも自分より下のところでジミーが働いているのは別に構わなかったのでしょうが、自分のところまでジミーが登ってきてしまうのは我慢ができなかったということですね。気持ちはわからないでもないですが、妨害までするとは結構ひどい。
ジミーに引っ越してもらうとかではダメだったのでしょうか。しかし自分の目が届くところにいないとまた詐欺をしそうだとも思いますし、難しいですね。

現在に戻り、ジミーはハワードと和解します。これまでハワードが自分の妨害をしていると考えていたジミーでしたが、彼が悪いわけではなかったと知り、謝りに来たのでした。そしてサンドパイパーの案件は正式にハワード達に譲り、ジミーが働いた分の報酬はもらうことに。あとチャックの生活用品の買い出しは、HHMの誰かに頼むことになりました。結局エルネストという男性が担当します。
ちゃんと後任を頼んでいるのがジミーの偉いところです。ほっておいたらどうなっていたのでしょうか。電話を嫌うチャックですが無理してHHMの誰かに電話して頼んだのか、ジミーに謝るなどしたでしょうかね。

ハワードは内心ジミーにそれほど悪感情を抱いていなかったことを明かし、これで和解が成立します。なかなか爽やかでいいですね。ちなみにキムもチャックがジミーを陥れていたことを知っていました。

過去との別れ

再び老人ホームでビンゴをして盛り上げるジミー。「B」ばかり出て、BROTHERのBだとして続きを喋ろうとするジミーでしたが、精神的なダメージが表面に出てきてまともに進行できなくなります。

そして唐突に旧友マルコのいるバーへ。共に飲み、ビリヤードに興じて旧交を温めます。マルコは今は定職で頑張っているようですが、2人が再会して気分が盛り上がった結果、バーに来た金持ちそうな客を即興で騙す計画が持ち上がってしまいます。
これがうまくいってしばらくは2人の詐欺が続きますが、さすがにこれを続けているわけにもいかないジミーは帰ると言い出し、最後にもう1回の詐欺を行って終了することになります。

マルコはジミーがカモを連れてくるのを路上で待つ間にDeep Purpleの「Smoke on the Water」のイントロを口ずさみますが、心臓発作で倒れて亡くなってしまいます。ジミーがバーに来なければ、冬の寒い中で路地裏に立ってたりすることもなかったのでしょうが…

前回のマイクとナチョの関係も気になりましたが、こちらは特に今回は進展なし。マイクは他にもいろいろと仕事を請け負う日々が続いているようです。

マルコの葬式に出たジミーは何かを決意したようで、何か渋さが増したような気がします。最後に彼も「Smoke on the Water」を口ずさみ、BGMが流れてきてシーズン1終了です。今回のタイトルが「マルコ」なのが悲しい気分になります。

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