ベター・コール・ソウル シーズン2 4話「丸腰」

こんな話・あらすじ

上に無断でCMを作ってテレビで流したジミーは叱責され、それを止めなかったキムには降格処分が下る。マイクはトゥコを陥れる作戦を実行する。

キャラクターの動きや注目シーン

叱責されるジミーとキム

サンドパイパーの訴訟について原告集めを行っていたジミー。そのためにCMを作ってテレビで流すという方法を考えていましたが、上司のクリフには後で相談しようと言われただけの状態でした。

ですが先走るジミーはCMを勝手に作り、テレビ放映までしてしまったのが前回。その結果原告集めがはかどるという成果は見られたものの、やはり上司や仲間に無断で動いたことが問題視されます。
今回はクリフ達に叱責され、期待の新戦力から一気に首寸前の立場になってしまいました。うーむ、この部分だけ見るとジミーは社会人に向いていない人なのかもしれません。

しかもジミーを止めなかったキムはHHM内で降格されてしまいます。こちらも一気に窓際近くに追いやられる状況。かわいそうです。ジミーに関わったばかりに。

これが兄のチャックの妨害工作であると感じたジミーはチャックの家を再び訪れます。直接対決ですね。
体の調子が悪く寝込んでいたチャックをジミーが側で見守るシーンもありましたが、だからといってチャックがジミー側に折れることはありません。

ジミーが「キムを巻き込まずオレと勝負しろ」という形で申し出ても、自分がやったことではないと知らん顔。これでは埒があきません。チャックがどんどん嫌な奴になっています。せめてキムはなんとか助けてほしい。

トゥコを陥れるマイクの秘策

裏の仕事としてマイクを呼び出したナチョが依頼してきたのは、トゥコの殺害でした。仲間というかボスであるトゥコを殺してほしいとは、なかなかナチョも思い切ったことをいうものです。

トゥコは「ブレイキング・バッド」でもお馴染みですがこの「ベター・コール・ソウル」でもしばしば出てきて暴れていくという恐ろしい男です。演じるレイモンド・クルスは「クローザー」のサンチェス捜査官の印象も強いのですが、どちらも切れると怖いという点が共通しています。

マイクは逡巡した末にトゥコを殺すことを決意したのか、武器の調達に動いたりもしたのですが、翻意してナチョに断ります。
ですが一応折衷案として、トゥコがしばらく娑婆に出てこられないような作戦を実行します。
丸腰の状態でわざとトゥコとの間にトラブルを起こし、金を奪わせて殴らせて警察に逮捕されるよう仕向ける、というもの。ここがかなりマイクが頑張っていて見物でした。お見事です。

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