主なあらすじ
七王国を舞台に様々な勢力が覇権を争う人気シリーズの第1シーズンです。主にロバート・バラシオン王の跡継ぎを狙う闘いと、全貌が明らかになっていない<壁>の向こうと挑む者達の闘い、遠い地で思考を目指して部族と結びつくターガリエンの進行の、3つのエピソードが同時並行しています。
中世ファンタジーではありますが合戦シーンはそこまで多くないですね。城などでの会話シーンも多いです。お色気シーンも多いですね。
最初の時点で各勢力の強さがある程度設定されているわけですが、話が進むにつれて大きく勢力が動きます。悲劇に襲われたスターク家が今後どうなっていくのかが注目されます。
新キャラ・重要人物
最初のシーズンなので全員が新キャラと言えますが、ともかく個人的に気になったキャラクターを挙げていきます。
ロバート王
七王国の王ですが、日々の鍛錬を怠っているのか体つきがだらしなくなってきています。それでも権力はあるので皆が従っているものの、妻のサーセイをはじめとして周囲は何を考えているのかわからない物ばかりです。
そんな状況下で少数だけを引き連れて狩りに行って、イノシシにやられて大けがをするという、シーズン1ではあまり尊敬すべきシーンがない人物でもありました。
エダード
ネッド・スタークと呼ばれます。エダード侯はシーズン1の主役とも言うべき立ち回り。ロバート王と再会して、<王の手>の後がまを任されます。かなりの常識人で、家族や民のことを考えて非道なことはしない実直な人物として描かれています。
ある重要な情報を得るのですが使い方を誤って、結果として一族の危機を招いてしまいました。
ティリオン
ラニスター家はサーセイ、ジェイミーの姉弟が仲がいいのに対して少しはぐれ気味なのが、小男の弟ティリオンです。生まれるときに母親が犠牲になったことや、その外見と皮肉が多い台詞などの要素が組み合わさってそうなっているのだと考えられます。
本人は非力ですが、度々降りかかってくる窮地を口八丁で切り抜けています。周りが結構世話を焼いてくれるのも面白いですね。
ドロゴ
ドスラクの長として皆を束ねていた実力者で、力も強くかなり頼りになりそうな人物です。ターガリエン家の思考を目指すヴィセーリスのはからいもあって、その妹のデナーリスと結婚。子どもができます。
ドスラクの民はそれほど文明が発達しているわけではなさそうですが、屈強な男達の騎馬隊はかなりの脅威のようです。
このシーズンの感想
とにかく最初のシーズンと言うことで多くの登場人物が出てきます。最初は覚えるのに苦労しましたが、見慣れてくると徐々に把握できてきます。シーズンが終わる頃にはだいたいの人物相関がわかってくるのではないでしょうか。
意外だったのが、すでに高い地位にいて一族をまとめているような人物が複数出てくるのですが、多くが最初のシーズンで離脱することですせっかくのキャラクターが早く退場しすぎな感がありますが、それだけに先の展開が読めず引きつけられます。出てきたばかりのキャラクターも安心できず、いつ死亡するのかわかったものではありません。
多くの登場人物が知謀・策謀を巡らしていて、あるときとった行動が伏線となっていたりするのもポイントですね。