こんな話・あらすじ
前の王の手であるジョン・アリンについて調べるエダードは、リトルフィンガーからの情報で王の落とし子の存在や、秘密を知っていそうなサー・ヒューに行き当たる。しかしサー・ヒューは話を聞く前に馬上試合で殺害されてしまう。
キャラクターの動きや注目シーン
とろそうなサムが登場
<壁>のところにサムウェル・ターリーという新人がやってきます。通称サム。ちょっと太り気味の上に気弱で、武術も心得がなさそうで、しかも夜目が利かないと自己申告してきます。じゃあこいつの強みは何なのだろうかと思うところです。
さっそく武術師範みたいなソーンに怒られたり、仲間達からボコボコにされたりします。
ジョン・スノウはサムに同情的で、一応仲間なのであまりボコボコにしないように周囲に呼びかけ。なかなかいい奴ですね。サムとは女の話などで盛り上がります。特にいいところがなさそうなサムですが、こういう奴が意外と裏でとんでもないことをしていたり、実力を隠していたりするものですから、油断しないで見ていこうと思います。
今回お色気シーンはヴィセーリスが担当。娼婦と裸で語り合うというシーンが結構長く続きます。ドラゴンの頭蓋骨を見たことがあるとかの自慢話を始めるのですが、娼婦側も客としていろいろな男と会ってきたことを話すと、なんか自分が優位に立っていないと感じたのか、些細なことで娼婦を馬鹿にし始めたりします。
あとからはデナーリスに対してまたキレ出す始末。このところ毎回のように矮小な心根があらわになるヴィセーリス。このまま行くとどこかで殺されそうです。
謎のまま去ったサー・ヒュー
サー・ヒューという騎士が登場します。
元々エダード・スタークが、この前亡くなったという前の「王の手」ジョン・アリンの死について調べていく過程で浮上した名前です。リトルフィンガーことピーター・ベイリッシュの情報。この人はいい人なのか悪い人なのかわかりません。物言いも人を食ったようなものが多くて、こういう人が上司にいると何を言っているのかわからなくてストレスがたまりそうです。
さてサー・ヒューですが、ジョン・アリンの従者でしたが、彼が亡くなったら騎士に出世したそうです。何かあったのでしょうね。
エダードの部下ジョリー・カッセルがサー・ヒューの元へ出向いて話を聞こうとしたのですが、彼はもっと偉い人とでないと話さない的な考えの持ち主で、相手にされませんでした。歩幅で何かを計っている最中に来られたので、ムカついていたのかもしれません。
ジョリーはこの後も門前払いされる展開があって気の毒です。
折の悪いことに、馬上試合にサー・ヒューが出場。しかも相手が凶悪で知られるグレガー・クレゲイン。数回打ち合っただけでサー・ヒューは喉元を突かれて殺されてしまいました。ここの様子がまたグロテスクというかひたすら痛そうで、しかもちょっと長いという、見返す際も絶対にスキップしたくなるような場面でした。