ゲーム・オブ・スローンズ シーズン3 10話”次なる戦いへ”

ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編- DVDセット(5枚組)

こんな話・あらすじ

ロブ達の話が各諸侯に広まる。サムはブランたちと出会い、ジョン・スノウとも再会する。

キャラクターの動きや注目シーン

人と人のつなぎ役のサム

シーズン最終話です。最終話の1つ前の話で重要な出来事があり、最終話はレギュラーキャラの状況や次に向けての動きが描かれるという構成は、前シーズンのブラックウォーターの闘いとその次で最終話だった流れと同じです。
今回はもうロブ達のその後が描かれるのはないのだなあと思うと、少し悲しい気持ちです。

出番が多いのはサム。赤ちゃんと共に逃げているジリとは徐々に仲良くなってきたようです。ジリが知らないことをサムが教えてあげたり、その逆もしかりです。

雨宿りのために塔に入っていたブラン達のところにやってきたのがサム達。迎撃体制のミーラに狙われかけますが、説得が成功して話ができました。
ジョン・スノウと親しくしていたのが幸いして、ブランやダイヤウルフのゴーストについて話したことですっかり信用を得たようです。これから団体で行動するのかと思いきや、行き先が違いました。ブラン達は壁の向こうへ行きたいですし、サム達はカースル・ブラックへ。

サムの出番はまだまだあって、ホワイトウォーカーの出現をメイスター・エイモンに告げて国中に注意を呼びかけたり、イグリットとの別れ際に矢を体に受けたジョン・スノウが帰ってきたので介抱したり。メインキャラばりに出番が多くなってきました。

悪役が次々と目立ち始める

このシーズンの半分ぐらい拷問を受け続けていたシオン・グレイジョイ。彼を拷問していた男の正体が今回ようやく明らかになります。名前はラムジー・スノウ。ロブ達の虐殺の中心人物だったルース・ボルトンの落とし子だそうです。今後悪役親子として視聴者の怒りを買うのでしょうか。

今回はシオンに自分の名前を呼ばせず、自分はリーク(くさや)だと自称するようになるまで痛めつける拷問。しかも前回切り取ったシオンの体の一部を父親に送りつけます。こいつも凄いですが受け取った父親も父親で、シオンはもう息子じゃないとして見捨てようとします。姉貴のヤーラが怒って精鋭を集めて殴り込みですが、ちょっと期待薄。嫌な予感しかしません。

ルース・ボルトンと仲がよさげなのがウォルダー・フレイ。前回は城の客人を騙し討ちしてぶち殺すという所業に出たわけですが、どうもこの世界だとタブーの行為らしいです。ブランがたまたまそういうことをした人物の昔話をしていました。いずれ神の怒りを受けるでしょう。
ウォルダー・フレイは前回は底の見えない怖そうな人物という印象でしたが、今回は結構喋っていましたし、タイウィンの後ろ盾があってのことだったとわかったので少し弱そうな印象になりました。切り捨てられそう。

シーズン3の最後はデナーリスのシーンで終わり。ユンカイの奴隷を解放して、みんなの「母」だとかつぎ上げられます。カリスマ性が凄いことになっていますね。私は否定的ですが。しかし実際にこういう人が社長だったりすると頼りになりそうではあります。

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