ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4 9話”黒の城の死闘”

ゲーム・オブ・スローンズ 第四章:戦乱の嵐-後編- DVDセット(5枚組)

こんな話・あらすじ

カースルブラックにてナイツウォッチと野人の闘いが始まり、ジョン・スノウとイグリットが再会する。

キャラクターの動きや注目シーン

野人が多すぎる

各シーズンの最終話の1つ前の話はかなり重大なイベントが長尺で行われます。シーズン2はブラックウォーターの闘い、シーズン3はキャスタミアの雨。そしてこのシーズン4では黒の城つまりカースルブラックでの闘いです。
ナイツウォッチがカースルブラックを守りますが、その1000倍もの数の野人が襲ってきます。イグリットはもちろん、マンス・レイダーや巨人殺しのトアマンド、巨人などかつてジョン・スノウが知り合った者達も敵としてやってきます。

敵方は野人と巨人だけでなく、象を連れてきていました。マンモスみたいな象だなと思っていたら、皆からマンモスと普通に呼ばれていましたから驚きでした。この世界にもマンモスの概念があるんですね。

マンモスの力で門を無理矢理こじ開けようとしていますが、ナイツウォッチ側が爆薬を使っていったん退けます。倒れる巨人の姿を見て他の巨人がブチ切れ、門へと猛スピードで向かってきます。
今回個人的に最も感動的だったのは、門を守るために選ばれたグレン達6人の戦士の闘いです。巨人に門を破られては終わりですから、ジョンは前々からの付き合いであるグレンに頼み、他の5人と共に門を守るよう指示。

巨人は1人でも強大なパワーを誇っており、いくら6人といえども太刀打ちできそうもありません。門のところですでに立ちすくんでいる者もいますが、グレンがナイツウォッチの誓いを唱えてそれに皆も加わります。そうやって自らを鼓舞して強大な敵に立ち向かっていきました。絶望的な闘いで涙を誘います。
この日の闘いが終わり、ジョンとサムが門のところまでやってくると、そこには相打ちになった巨人と6人の亡骸がありました。戦士として使命を全うした姿とか自己犠牲の精神とかが本当に泣けます。

イグリットの最期

ジョン・スノウと恋仲になっておきながら立場の違いから別れざるを得なかったイグリット。ついに対決の時が来てしまいますが、イグリット自身はジョンに未練がありそうですね。仲間の前では強がっていてもいざ目の前にジョン・スノウが出てきたら攻撃にも手心を加えそうでした。

イグリットも他の野人達と共に場内に侵入。グレン同様前から登場していたピップがサムと共に闘っていましたが、イグリットに射られて殺されます。
サムは負けじと自らも敵を倒しつつ、戦意を喪失していた仲間のオリーを勇気づけます。このオリーは以前にイグリットに親を殺されていた少年でした。

やはりジョンとイグリットが戦場で再会してしまい、彼女は矢を放つこともできず硬直。結局このオリーがその隙を見てイグリットを射殺します。親の敵討ちですね。ジョンに向かってコクリとうなずくあたり、全く事情を承知しておらず得意げにすら見えました。まあ責められる筋合いでもないのですが。

イグリットはジョンの腕の中で息絶えます。ゲーム・オブ・スローンズの中では割と応援したくなるカップルだったので残念でした。

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