こんな話・あらすじ
ジョン・スノウ軍とラムジー軍がついに激突。人質のリコンを巧みに利用するラムジーはジョンを戦場に孤立させることに成功するも、騎馬隊が間に合って両軍入り乱れての激しい闘いとなる。
キャラクターの動きや注目シーン
デナーリスは予想通り
今回のタイトル「落とし子の戦い」。ネット上では「ゲーム・オブ・スローンズ」ではここが最後の盛り上がりのように書かれている意見もありまして非常に期待していました。
落とし子というのはジョン・スノウとラムジー・スノウの2人ですね。ルース・ボルトンとその息子を殺して無理矢理後継者になったラムジーと、ナイツウォッチになったり死から蘇ったりと数奇な運命を辿ったジョン。強烈なキャラクターを持った2人がついに激突です。
今回まずはデナーリス側の話。ミーリーンが奴隷の親方たちに襲撃されていましたが、まあ予想していたとおりデナーリスが帰ってきて、ドラゴンで親方たちの船を焼き払うというという展開でした。改めて見るとドラゴン3頭というのは反則的に強いですね。とにかくドラゴンをデナーリスと切り離さないと勝負にならないような気さえします。しかもドスラク軍も配下につけてきて軍勢が拡大しています。
グレイジョイ家の王座を争って敗れたヤーラとシオンもデナーリスの元へ。過去を知るティリオンに嫌みを言われるシオンですが、もはやそんなことはどうでもいいという雰囲気でした。ここでもシオンとデナーリスのメインキャラ同士が出会ったので今後の話に注目したいところです。
無策に見えるジョン・スノウ
さてジョン・スノウ軍とラムジー軍の戦いです。援軍を十分に得られず数で劣るジョン・スノウ軍。決戦の前夜にはダヴォスやトアマンド、サンサと共に作戦会議を開きますが、あまりいい案が出なかったようですね。
ダヴォスが戦の前夜は1人で遠くまで歩きながら考えるようにしているとか、サンサがラムジーについて詳しく知っているとか、何かそこら辺からいい作戦が出てくるのかという描写があったのですが、結局作戦においてはたいした意味はありませんでした。ダヴォスの方は何かしら今後あるのでしょうけど。
いよいよ戦いとなります。ラムジーは人質だったリコンをあえて戦場で解放。ジョン・スノウ側の陣地へ走って逃げさせますが、後ろから弓で狙います。ジョン・スノウはリコンを助けるべく短期で飛び出していった結果、リコンはラムジーに射殺され、飛び出しすぎたジョン・スノウは孤立してしまいました。完全に術中にはまってしまいましたね。
しかしリコンも兄弟姉妹の中でほとんど目立てずにここで退場してしまいましたね。台詞らしい台詞も全然与えられていなかったように思います。なんでこんなに扱いが悪かったのでしょうね。
ラムジーはその後も盾と長槍の部隊を進軍させて、特に前に出てくる野人たちを突き殺していきます。ファランクスってこんな感じなのかと思いました。盾で自分たちもガードしているのがなかなか強いですね。
ラムジー側がいろいろ考えてきているのに対して、ジョン・スノウ側はほとんど無策に思えますね。巨人とかジョン・スノウとか、実力のある個人の力頼みであって、ラムジーの裏をかくような作戦が全く見られなかったのは残念でした。
結局援軍が来るわけですが、それももうちょっと遅かったりしたらジョン・スノウ軍は総崩れでしたし、人数の有利はあったにせよラムジー側の方が工夫して頑張っていたという感想です。