こんな話・あらすじ
新シリーズの幕開け。デナーリスは新天地で頼もしい仲間と出会い、さらに兵を雇うかの選択を迫られる。ティリオンは先の闘いでの功績が今回も認められない。
キャラクターの動きや注目シーン
本当にいい人っぽい人たち
新シリーズの幕開けとなる回なのですが、率直な感想を述べると、単なる普通の回とあまり変わらなかったなという印象です。
初っぱなに出てきたのがサム。シーズン2の最終話でホワイトウォーカーの軍勢に出くわしてしまったところで終わっていましたが、その後も生きていました。殺されていなかったのですね。味方に助けられましたが、使いガラスを送るのが仕事なのに何やってんだという感じで怒られます。
サムは実は裏の顔があって黒幕じゃないかと私が疑っていたのもずいぶん昔のことで、こういう状況でもひたすら怯えて放心したりしているサムはやはり本当にいい奴なのではないでしょうか。
ジョフリーの妻となる予定、というかもうなったのでしたっけ?マージェリーが登場。ジョフリーがこっそり見ていますが、知ってか知らずかスラム街の孤児院で子ども達を励まします。いきなりのいい人アピールでしょうか。本当にいい人っぽいのですが、こういうシーンが入るということは裏の顔があるんじゃないでしょうか。マージェリーは結構応援しているので、いい人のままで進んでほしいところです。
憂鬱なティリオン
出番が多い割にいまいち報われていないのがティリオンです。ブラックウォーターの闘いで頑張ったのに、負傷して狭い部屋に閉じ込められて、しかも功績によって出世したりということもありません。
今回は部屋にサーセイが尋ねてきます。サーセイは闘いにかこつけてティリオンを抹殺しようとしていた人物。油断できません。ですがなんとなく帰っていきました。
ティリオンは父親のタイウィンに会いに行きますが、ティリオンが生まれたことがきっかけで母親、つまりタイウィンの妻が亡くなっていることが相当気に入らないようで、タイウィンは未だにそのことでなじってきます。結構根に持つタイプ。ティリオンが大それた褒美を要求したからカチンときたのでしょうか。あまり子どもを追い詰めない方がいいと思います。
あとデナーリスは船での移動がすぐに終わり、アスタポワというところにつきます。ここでは奴隷兵士を雇えるようです。彼女は兵士達が上官に拷問めいたことをされても平然とした様子なのを見て引いています。私もこの奴隷兵士達のように会社では能面でやっていこうと思って今日の仕事に臨んだのですが無理でした。
唐突にバリスタン・セルミーという、ロバート王のキングズガードだった人物が出てきて仲間になります。この人って前にジョフリーからクビを言い渡されて、玉座の前でブチ切れて出て行ったんでしたね。なんでこんなところまで付いてきていたのでしょうか。