こんな話・あらすじ
ベトナムで戦争中に亡くなった父親の遺体を探したいという依頼で、スコーピオンメンバーはベトナムに向かう。新加入のティムがいいところを見せるがウォルターも負けじと活躍する。
キャラクターの動きや注目シーン
失意のラルフが立ち直る過程がいい
ティムはスコーピオンの基地にあるレトロゲームをプレイ。ウォルターがかつて打ち立てたハイスコアをさらに凌駕する神業で、シルベスターが尊敬の目で見ています。
ウォルターは自分の強みのゲームですら遅れをとって心中穏やかではありませんが、意外な人物がやってきます。前にウォルターを振ったリンダが再登場。今回は爆弾付きじゃないと自ら言ってきます。今回も付いてたら凄かったのですけれど。何というか日本語吹き替えの棒読みがひどくなっているような気がします。デートのお誘いがありました。どういう風の吹き回しでしょうか。
ラルフは音波を利用してデータを早く送る方法を生み出しました。スコーピオンの皆も驚く凄い技術です。このソフトの大学でのプレゼンの機会が迫っています。シルベスターが同行してくれました。着ているTシャツには「GO RALPH」の文字。ラルフは頭痛がしそうです。
結局ラルフの研究は教授達には理解されず落第点となってしまいました。自信を失うラルフですが、後からこのソフトで急いでデータを送る機会があり、ウォルターに激励されてやる気が復活します。とてもいいシーンですね。
今回の任務は、ベトナムで戦争中に亡くなった米兵の息子がその遺体を探しに行きたいというもので、埋まっていると思われる現場では工場建設が始まろうとしています。現地に行って地中に埋まっているものを探すことに。
ということでいろいろな要素が同時進行しています。ティムはゲームでウォルターのハイスコアを越えたことを気にしないでほしいと謙遜した物言いですが、現地ではベトナム語ペラペラで、できる男っぷりが際立ってきます。嫌になってきますね。会社のよくできる同僚みたいで。
ウォルターは活躍したが調子に乗った
ベトナムの現地ではひどい嵐で作業にかなりの支障が出ています。パニック要素が強い回ですね。ウォルターは次々と解決法を思いつくのですが、そういうのがあまり評価されないのが彼の悲しいところです。ペイジはティムが軍隊の心構えを語っている方に感心しているように見えますし。
竜巻がまっすぐウォルター達の方に向かってくるという、スケールの大きな災害も迫っています。依頼者の男性は遺体を探すことに躍起になって、逃げることもしないようです。厄介な依頼人。
竜巻を弱めるために気温を上げる作戦をウォルターが思いつきます。そのために工事現場の二酸化炭素を使ってドライアイスを作るのです。ティムは「二酸化炭素でドライアイスができるのか!?」と本気で驚いていますが、物知りそうに見えて意外とこういうことは知らないのでしょうか。
作戦を実行中に同じ車に乗っていたウォルターとペイジは生命の危機に。ウォルターのプロポーズめいた台詞も聞かれて少しはペイジも見直したのではないでしょうか。
解決後にウォルターは余裕ぶってか、ティムにリンダのことを話しつつ、「頭がよくて美人で優しい女性と食事する機会があったらものにすべきだ」と講釈をたれます。結果としてティムがペイジを誘ってしまうのだから大失敗です。