こんな話・あらすじ
大学で人体実験によりホームレスが殺害されたが、事故として隠蔽された。ネイト達はホームレスの娘から真相を探るよう依頼を受ける。
キャラクターの動きや注目シーン
皆がやたらと物知り
今回は知識のひけらかしが多いですね。
ホームレスの男性がPTSDの人体実験に利用されて殺され、遺体を川に捨てられるという事件がありました。警察は事故死とみてたいした捜査もしなかったのですが、被害者の娘がネイトたちに真相を探ってほしいと依頼してきます。
主犯は心理学を専攻する大学生のトラヴィスです。PTSD患者の睡眠について卒論研究をしているそうです。学生以外に、オーダー206という組織のリーダーもしています。シェイクスピアを研究する名目で作られた組織らしいですね。元ネタはシェイクスピアの戯曲「タイタス・アンドロニカス」だそうで、ソフィーが気づいてハーディソンが応じます。ネイトが補足してきますから皆知っているのですね。パーカーが皆が物知りだと驚いています。
トラヴィスをどう切り崩していくかですが、ソフィーが刑事だと偽って過去に起こした事件を捜査すると告げ、相手に動きを起こさせる作戦に出ます。
これをネイトは「ウズラ狩り」に例えます。ピンとこなかったハーディソンに対し、エリオットが説明を引き継ぎ、パーカーがしつこいぐらいしつこく解説してきます。みんな喋りたがりですね。
ハーディソンの入団テストが面白い
ハーディソンが学生として大学に潜入してトラヴィスに接触。ネイトも自ら代理の教授としてトラヴィスを挑発します。パーカーは学校にボランティアとして現れ、そこで行われている人体実験を探ります。
ネイトは講義でゲーム理論の解説として囚人のジレンマを解きます。トラヴィスともう1人の容疑者がおり、相手のことを売れば刑罰が軽くなるという状況を設定し、そこでトラヴィスは仲間を売るのかと質問してきます。
トラヴィスは仲間を売らないと答えるのですが、ネイトは囚人のジレンマとしては仲間を売る方がベストな選択だと結論づけます。ハーディソンはこれに反駁する役としてネイトに恥をかかせ、トラヴィスの信頼を得ます。面白くなってきましたね。
ハーディソンは社交の場で気に入られてオーダー206に入ろうとしますが、なかなかうまくやれないところをパーカーに助けられます。パーカーとのイチャイチャが今回も展開されますね。
エリオットが被験者として潜り込むあたりも興味深いですが、ハーディソンの入団テストの方も面白いですね。見所がたくさんある回です。
しかしホームレス達への拷問でメタルを使われるのは心外ですね。私はメタル好きなので…
最後にはやはりトラヴィスが囚人のジレンマの状況に陥り、共犯者を裏切るかどうかの岐路に立たされます。それすらネイト達の罠であるあたりが実に巧妙でした。