ゲーム・オブ・スローンズ シーズン6 8話”誰でもない者”

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 DVDセット(1~10話・5枚組)

こんな話・あらすじ

和解したはずの親方たちがミーリーンに攻め込んできたところでデナーリスが帰還する。レディ・クレインが殺されアリアはジャクェンの元を離れる。

キャラクターの動きや注目シーン

ジョークを言うグレイワームたち

親方たちと交渉したことでミーリーンが平和になったと満足げなティリオン。デナーリスらはまだ不在ですが、ミッサンデイとグレイワームと共に乾杯。ジョークを言い合おうという趣向で、これまでジョークなど言ったことがなさそうなミッサンデイもグレイワームも果敢にチャレンジします。2人の意外な一面が見られたシーンでした。

和やかな雰囲気でしたが、ミーリーンに轟音が響きます。ティリオンがうまいこと和解に持ち込んだはずの親方たちが乗った船が現れ、砲撃してきたのです。

すぐさま防戦体制です。ティリオンらと穢れなき軍団は巨大ピラミッドに立てこもることに決めました。ティリオンがかつて王の手だった時代にはワイルドファイアの奇策でスタニス軍に大打撃を与えました。今回も彼の作戦が役に立つのかと期待しました。
ですがそこに現れたのがデナーリス。うーむ、正直がっかりです。こうなるとデナーリスのドラゴンが親方たちの船を焼いておしまいなんでしょうきっと。来るのが早すぎなんですよね。

アリアの底力

戦と言えばリヴァーラン城でタリー軍がフレイの軍と闘っていました。
指揮しているブラックフィッシュことブリンデン・タリーは甥のエドミュアが人質にされていても動じず、やってきたジェイミーの降伏勧告は拒否し、ブライエニーがサンサたちへ力を貸してほしいと頼んでも拒否。頑固じじいですがまだ実力に自信がありそうで結構強そうでした。

闘い自体はジェイミーの作戦がちでしたかね。何のための闘いだったのか、今回は結構長い尺でこの闘いの話をやっていたようにも思いますが、そんなに意味があったのかどうか?

さて、ちょっと残念だったのがもう1つ。アリアの件です。
前回はジャクェンのところの名前のない女(Wikipediaだと浮浪児)に腹を刺されて慌てて逃げていたアリア。レディ・クレインに匿われて看病されます。いい人でよかったですね。ただ自分を殺そうとしていた同僚のビアンカに対しては顔にひどいことをしてやったらしいですが。

いつの間にか部屋に名前のない女が出現していてレディ・クレインが殺害されます。ホラー映画みたい。女はアリアも殺そうとしますが、アリアに意外と体力が戻っていて追いかける羽目に。
追い詰められたアリアはようやく隠しておいた剣のニードルを持てました。

ここでアリアと女の闘いだ、となりそうでしたが、アリアが部屋の明かりを消して真っ暗にしたところで、次はもう女が死んでるという展開でした。
うーむ、盲目の状態で修行していたアリアが暗闇の中では上、ということが言いたかったのでしょうか。盲人の剣士である「るろ剣」の宇水がよくいわれる話です。部屋の電気を消して闘えば負けないのにと。それを実践したわけですね。

しかしこの名前のない女ですが、登場したシーンではほぼ毎回アリアに嫌みを言ったりボコボコにしていましたよね。会社の嫌な先輩みたいで、結構嫌いなキャラでしたよ。

だからそいつとの決着をつけてアリアが勝つというのは歓迎なのですが、そこの描写があっけなさ過ぎます。そもそも倒すところを省略するとは。カタルシスも少ないです。
もっと、自分が見下していたアリアに技が通じずに絶望しながら倒される、みたいなのを見たかったかなと勝手ながら思います。

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