こんな話・あらすじ
息子をかばうかのような父親が容疑者。今回はブレンダ役のキーラ・セジウィックの実の娘が出演する。
キャラクターの動きや注目シーン
ブレンダの姪であり娘が登場
ミラノという男性医師が殺害されました。容疑者となっているのはラッセル・クラーク。
彼は法廷の場でも自身の犯行であることを主張しますが、被害者の実際の殺害方法が供述と違っており、彼が本当に犯行をやったのかが疑われます。どうも息子をかばっているようなのです。
さて、ブレンダの姪であるチャーリー(シャーリーン)という少女がやってきました。ブレンダの両親の計らいです。どうも両親が手を焼いているようですね。
チャーリーはブレンダの仕事に付き添う形で法廷にまでやってきており、しかも容疑者の息子から気に入られたのか似顔絵を渡されるという形で好意を示されました。
ブレンダの母の要望は、一夏の間チャーリーをブレンダとフリッツで預かってくれないかというものでした。戸惑いというか、嫌だなあという気持ちを隠さない2人。実に正直です。チャーリーの生活の奔放ぶりに周囲が悩まされているようですが、私から見ると今時の若者だなあというところです。行儀は悪そうですが。
ウィキペディアによるとこのチャーリーを演じている子はブレンダ役のキーラ・セジウィックの実の娘だそうですね。しかもこの作品の後は映画やテレビドラマに出て女優への道を歩んでいるみたいです。
親子のどちらかが犯人なのか
チャーリーに似顔絵を渡したのがジェームズ・クラークという青年。彼が被告の息子ですが、ある件をきっかけに統合失調症になっており、ロス市警の面々も気を遣います。チャーリーはジェームズをブレンダが取り調べるのを見学します。いいんだろうか。
ジェームズは事件当日に被害者のミラノ宅に行っていました。当日のことは他の誰よりも彼の方がよく覚えているようでした。まあそういう展開は多いですね。こういう人がとんでもなく小さなことを覚えており、それが事件の真相の鍵になるという展開。
いよいよ事件が核心に迫りそうです。いかにして視聴者をビックリさせるのかという視点で考えていくと、チャーリーが犯人だとそのまんまでダメです。統合失調症に思わせておいてそうでなかったというのもありですが、ややこしくなりすぎます。
父親のラッセルが息子をかばっていると見せかけて実は自分が犯人だったというのは意外そうでいいですね。ですがジェームズに救いがなくなりそうですし、ロス市警がラッセルの供述を疑わなかったら工作が無駄になります。
こうなってくるとジェームズ親子が犯人であるという線が薄れてきますね。そもそもこの親子のどちらかと決めつけて良いものかどうか。容疑者が少なすぎますから増やしておきたいところではないでしょうか。
ちょうどドクター・ミラノの妻が被害者の私物を取りに来るという知らせが入り、この時点でいきなり有力容疑者が浮上ですね。私はトリックも動機も何もわからないのですが、なんとなく展開的にこいつ怪しいなというのだけは予想しました。