こんな話・あらすじ
自殺のように見える遺体が発見されるが、ドクター・モラレスが他殺であるという証拠を見つける。
キャラクターの動きや注目シーン
ブレンダの結婚式は実現するのか
ブレンダは結婚式のためにウェディングドレスを選んでいます。両親とフリッツも同席しているのですが、例によってブレンダは式の予定を具体的に進めることを嫌がっており不機嫌そうです。離婚経験があるブレンダは一度目の結婚式で着たドレスでいいというのですが、当然両親は反対。そりゃそうだ。
父のクレイが彼女の結婚式について、「殺人現場に牧師を呼びつけてバッグからひょいとチョコバーでも出しかねん」と言うのがなかなか的確で面白いですね。今日はケーキ選びもやるはずでしたが、フリン警部補から事件の件で呼ばれて行くことに。
今回の事件はドクター・モラレスが説明してくれます。遺体は自殺のように見られたのですがモラレスによると他殺であるそうです。フリンやプロベンザが真面目に取り合わないので彼はご立腹して退出しようとしますが、ブレンダが必死でなだめて真面目に捜査することを誓います。
サンチェス捜査官は前回犯人が銃を撃った際に複数回被弾して緊急搬送されていました。リハビリを経て肉体的には回復したようですが、上からは内勤を続けるように言い渡されています。体を動かせないためか元気がありません。そもそも撃たれた次の回にしてはあっさり復帰しすぎのように見えます。今後何かあるのでしょうか。
ブレンダの父倒れる
被害者男性の兄から話を聞くと、彼はもともと麻薬常習者でしたが宗教に救いを見出したのか牧師とも親しくなっていたそうです。かつては仕事に来ないで会社の金を盗んで麻薬を買い、兄から金を借りても別れた妻と子どもの生活費に充てられていたとのこと。駄目駄目ですね。「キリストより先に仕事に巡り会ってほしかった」との言い分はもっともです。
被害者は骨髄腫を患っているという恋人とも巡り会っていたそうですが、彼女が結婚を承諾しなかったという噂もあり、それを苦に自殺したのではと兄は言います。
彼の恋人や別れた妻からも事情を聞きます。妻の方は金に厳しいようで被害者の財産を持って行こうとしていますが、これはブレンダが防ぎます。こういう感じでこじれると、私としては妻は容疑者から外れそうに思えます。
ブレンダは結婚式に関して、捜査の過程で立ち寄った教会を式場候補として両親に紹介するという離れ業をやってのけます。ちょっと驚きましたが両親にはごまかしていることをあっさり見抜かれます。
彼女のこういう態度にイライラしてきたのか、父が倒れてしまいます。幸いなことに命に別状はありませんでした。
今回は容疑者が少ないので犯人の目星がつけやすかったのではないでしょうか。
殺害人数が1人で、毎度の事件ほどブレンダに思い入れがあったようにも思えませんが、犯人が犯行に及ぶに至った経緯に腹を立てたのかブレンダの追求も厳しめだったように思います。