クローザー シーズン5 2話「血塗られた身代金」

クローザー 〈フィフス・シーズン〉コレクターズ・ボックス [DVD]

こんな話・あらすじ

悪徳不動産社長が行方不明になり、誘拐と偽装誘拐の両面で捜査が進む。

キャラクターの動きや注目シーン

誘拐は偽装か真実か

アラン・サマーズという元不動産会社社長が誘拐されました。欠陥住宅を売りつける阿漕な商売を繰り返して、逮捕こそされていないものの係争中で会社を潰していました。空港から自宅へ戻る途中で送迎サービスと共に姿を消しました。
今回は詐欺対策課のミッキー・メンドーザという女性刑事が協力してくれます。
事件は結構ややこしい内容でした。整理してみるとわかるのですが、過程が面倒くさい。

サマーズの妻と息子が身代金を要求されており、誘拐されたものとして銀行がロス市警に通報してきたのでした。多額の賠償金を払う羽目になりそうだったサマーズが誘拐されるだろうかと、誘拐自体に懐疑的なブレンダ。なるほど。
送迎サービスの運転手はマリオ・ゴメスで、本人も車も行方不明です。

ブレンダはサマーズの家族ぐるみの偽装誘拐を疑いつつ、運転手のゴメスの行方を捜します。ゴメスは不法入国者だったようで疑われますが、彼が乗っていた車から大量の血痕が発見され、サマーズかゴメスのどちらかが殺されたのかもしれないという展開を見せます。

サマーズの妻と息子から事情が聴けますが、息子の方が父の悪徳商売方針に嫌気がさしていたようで、常識的な物言いで面白いです。

仕事のミスを取り返すガブリエル

いったんサマーズの銀行口座は凍結されていましたが、サマーズが妻と電話で話せたことで本人の無事が確認でき、凍結を解除。ですがこのときに銀行口座から身代金分の金額が抜かれ、監視していたガブリエルがその瞬間を見逃すというミスを犯します。ガブリエル自身の口から、ダニエルズがいればこんな状況にならなかったと嘆く台詞。

どうも今シーズンからダニエルズが抜けたため、その原因となったガブリエルが重大犯罪課メンバーに疎まれているようです。フリンからはミッキー刑事への紹介を飛ばされたり、ブレンダからの当たりも強めだったりと、本人も辛そう。ちなみにサンチェスがミッキー刑事にいいところを見せようとしていましたね。

ともかく仕事のミスを取り返すため、ガブリエルはいろいろ計算して身代金として要求された半端な金額の意味を突き止め、それがサマーズ誘拐の動機に直結しました。ブレンダからもお褒めの言葉。

終盤は犯人視点に変わり、ブレンダ達に追い詰められていく過程が恐ろしく感じられました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加