クローザー シーズン1 13話「最終楽章」

こんな話・あらすじ

プロデューサーが殺害される事件があり特捜班が捜査するが、それと同時にブレンダの過去の行動が問題視され、匿名で告発されてしまう。

キャラクターの動きや注目シーン

プロベンザがある人物の真似を

シーズン1の最終話となる今回はいろいろと記憶に残るシーンが多くありました。
まず冒頭。金持ちのプロデューサーが殺されたということで殺人特捜班がすでに来ています。ブレンダはまだですが。
前回で異動願いを出すと言っていたフリン警部補は正式に強盗殺人課から殺人特捜班に来たようです。すでにプロベンザ警部補と軽口をたたき合っています。「Major Crimes」でもレギュラーとして活躍が続くフリンがここでようやく正式メンバーですね。

さて、ブレンダが来ていないということでこの場の指揮を執るのがプロベンザです。ブレンダの真似をしながら「フリン警部補、あなたはこの酒瓶に不審な指紋が付いていないか調べて!」とか言うのが面白くてたまりません。この場にいたタオ、サンチェス、ダニエルズらにもこの調子で指示を出すのが笑えました。調子に乗っていると当然のごとく後ろにブレンダが到着しているという展開に。プロベンザの表情が変わっていくのが深みがあっていいですね。

捜査が進んでプロデューサーの殺害犯はおそらく顔見知りだろうと予測が立ちます。

告発されたブレンダ

事件と並行して重大なことが起きていました。ブレンダが告発されていたのです。ブレンダは品行に問題があるとして捜査官失格だという匿名告発。検事局やFBIへの態度が問題視されました。ポープはテイラーにそのことを話して今後の対応を考えます。まあ匿名で告発したのはテイラーとかなんでしょう。ポープもすでに疑っているようですしね。

殺されたプロデューサーの妻ら4人が容疑者になっています。妻の両親と、父親の弟子がいます。犯人は誰でしょうね。

事件の方はともかく、ブレンダの処遇が気になります。告発が通ってしまうと内務調査が終わるまで最大2年の休職。あるいは内務調査局に監視されながら働くかどちらかです。
ポープが提唱する解決策は、FBIのジャクソン捜査官、パウエル検事補、テイラー警部の3人に謝罪すること。この3人が告発者というわけです。
特捜班の皆に自分の状況を話すブレンダ。最後かもしれないと前置きしてから自分の信念やチームへの感謝を話すその姿には少し胸が熱くなりました。

事件の方はブレンダがタイトルのように「第一楽章 アレグロ」とかクサいことを言いながら容疑者を追い詰めていくのが見せ場です。

そして告発者との面談に臨むブレンダ。これも名場面ですね。謝罪はするということで実際に謝罪しつつも告発者をぼろくそに言うというやり方でポープも頭を抱えつつ、終いには笑い出してしまいました。

そして最後。特捜班の皆がブレンダに殉じる形で辞表を出し、告発の件で彼女に処分が下る場合は自分で辞めるぞという脅しをかけていたのです。フリンも辞表を出していました。慕われていたブレンダなのですね。ここもいいシーンでした。名作。

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