こんな話・あらすじ
セルゲイという13歳の少年が行方不明になるが、彼自身は素行にかなり問題があり、その状況でも心配や同情する声が聞かれない。
キャラクターの動きや注目シーン
嫌われまくる被害者
今回は13歳のセルゲイという子どもが行方不明になり、誘拐事件を視野に入れて捜査が行われます。直前の夜に姉と口論になったとかで、朝起きたらいなくなっていたと両親が言います。過去に家出したことが何度かあり、今回もそうかもと家族は思っているようです。
ロス市警では13歳以下の児童が失踪した場合はその捜索を最優先させる方針があるとのことで、ブレンダ達も捜索の手を緩める気はありません。頼もしいような気がかりなような。FBIのフリッツも捜査に協力します。
セルゲイはこの両親の実の息子ではなく、ロシアから来た養子だそうです。彼はかなり問題を起こしていたようで、姉の髪を切ったりペットの猫を殺したり。前日には子分同然のジェイソンとともに隣の家の犬を殺すというヤバいことをやっていました。
姉のテレサはセルゲイについて、こんな奴を誘拐する奴はいないとかなり突き放しています。私もそんな気がします。
ポープは先の13歳以下の児童の失踪云々の方針はあまり重視していないようで、他の件との兼ね合いもあるので捜査規模を縮小するように言ってきます。結局ブレンダもそれを飲みます。これが致命的なミスにならなければいいのですが。
突然セルゲイを心配する人
セルゲイに対して好意的な証言が全く聞かれません。こういうのは珍しいですね。彼には過去の補導歴もありました。子どもがいなくなったのに心配しているのはブレンダぐらいに見えます。
セルゲイやジェイソンら悪ガキのたまり場になっていたトンネルの情報があり、結局セルゲイはそこで遺体となって発見。汚いトンネルですので長居したくはないですね。
ジェイソンも姿を消していましたが、見つかってロス市警に連れてこられます。彼自身もセルゲイに脅されるような形で従わされていたそうで、ますますセルゲイに味方がいなかった状況が固まってきました。逆に言うと誰もに動機がありそうに思えます。
今回は見ていると結構疑わしい人物がいました。セルゲイが徹底して悪い奴と描写されているのに、唐突にセルゲイが心配だと言ってロス市警にいろいろ文句を付けてくる人がいるのです。いきなりセルゲイの味方をする意味がわかりませんから、これは何らかの工作目的でしょう。
最後はなんともやりきれない話。犯人がブレンダに対して自分だったらどうするかを問うてくるのですが、ブレンダ自身も明確な答えを持っていないようで、警察官としての使命を全うするという、答えになっていない答えで終わりです。
全力で捜査するしないと言う点でブレンダはポープと揉めていましたが、この事件に関してはあまり意味がありませんでした。前述の捜査方針に文句を付けてきた人物にとって、捜査規模の縮小が言いがかりを付けるいいポイントだったというだけでした。