クローザー シーズン1 5話「守りたい情報」

こんな話・あらすじ

神経精神病の博士が何者かに殺害された。治験を受けていた患者の中に容疑者がいると考えられたが、ブレンダとフリンで意見が対立する。

キャラクターの動きや注目シーン

プロベンザのジョークがなかなか冴えています。殺害された神経精神病の博士の患者カルテを勝手に見始めていると、ブレンダに注意されます。そこでの言い訳が「風が机の上を吹き抜け、ページがめくれて俺の目の中に飛び込んできたんだ」でした。何言ってんだって感じです。
続いてタオ警部補の報告で、容疑者が薬の治験に登録してた若者2000人ぐらいだと予測されると、「それは(犯人を)絞り込みやすい」。ジョークか嫌みか。

博士の患者が怪しいとみてカルテを調べようとするフリン警部補に対し、ブレンダはあくまで患者の情報は守られるべきだとして取り合わない姿勢です。業を煮やしたフリンはポープ副本部長に直訴して頭越しに動いてしまいます。対立したまま話が進むと、なんかマズいことになりそうです。

ポープからブレンダが過去に倫理審査にかけられていたことを聞いたフリンは、弱みを握ったと思って上機嫌。さっそく特捜班の皆にばらすのが彼らしいです。ブレンダ寄りの態度なのはガブリエル巡査部長とダニエルズ捜査官。プロベンザ警部補はそれほど問題にしていないように見えます。他の面子はよくわからないですね。

結局ポープに勝手に話をつけに行ったことでブレンダがフリンを叱責。ああ怖い怖い。
ドラマ部分に夢中になっていると、事件の大事なことを見逃しそうになります。フリンはもちろん、ブレンダも治験者のカルテを見たがっています。しかし、カルテがもし事件の手がかりになるのならばなぜ事件現場にそのまま遺されていたのか、ブレンダにはそれが気になるといいます。確かにそうですね。

捜査は進んでいるようですが、ブレンダの過去の疑惑が新聞に載ってしまいます。犯人が内部か外部かわからないので困った状況に。ブレンダは逆に闘志を燃やしたようで頼もしい限りです。ちなみにポープには新聞にリークした犯人がわかっており、個人的に叱責します。なかなかやるもんです。

今回もブレンダが鮮やかに事件を解決。容疑者の数は少なかったので読みやすくはありましたが、犯人の追い詰め方が面白い回でした。

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