こんな話・あらすじ
チャックは街でたまたま中国の女性工作員を発見してしまい、彼女がアメリカにいる理由をサラ達と探るが、姉やモーガンとの約束をすっぽかし続けていた。
キャラクターの動きや注目シーン
モーガンに危機が迫る
毎日毎日不真面目な態度で周囲と接しているモーガン。そんな彼でも仕事は真面目にこなしているのかと思っていました。ところがそうではないようです。彼が勤めるバイモアの販売部は成績が悪いようで、見かねた上司が販売コンペを提案します。売上の上位者には商品が与えられますが、最下位はクビになるそうです。
これまでの経験を生かしてモーガンには頑張ってもらいたいところですが、全く駄目で最下位を走ってしまいます。チャックに助けを求めてくるあたりなかなか切羽詰まっています。
そもそも彼は接客方法に問題があります。人の触れられたくないようなことに触れながら話しかけたり、他の店の方が安いなどと店員としては言わなくてもいいようなことを言ったりと、本当に売る気があるのか疑いたくなることばかりです。
ただ上司が彼の接客を指導していないのも不思議ではありますね。それでいてモーガンをクビにするのもためらっているようですし。
できない約束はするな
チャックはモーガンとサラと外に食べにでかけ、入った中華料理店で中国の女性工作員を発見してしまいます。サラやケーシーと相談し、彼女が要人の暗殺を狙っていると予測して動きを探ることになりますが、このためにモーガン、そしてチャックの姉のエリーとの約束を破るようになります。
特にエリーとは「母の日」としてこれまで姉弟水入らずで過ごしてきた日ですらも任務を優先してすっぽかし。これにはさすがに彼女も怒りましたし、チャックの態度に不信感を抱いています。「行ける」と言っておいて来ないのですから腹が立ちますね。自分が待たされる立場だったら、もう誘いません。
モーガンは自分の売上が伸びないことに悩んでチャックに相談の時間を取ってもらうのですが、それすらすっぽかされます。クビがかかってるんですよ。友人が助けてくれないということで人間不信になりそうです。麻雀漫画「天牌」では、大会で友人が援護してくれなかった、というだけでグレて麻薬の売人にまでなった東大生がいましたが、友人に失望すると極端にこうなってしまう人もいるのです。
例の中国の工作員は実は用心に囚われた弟を助けに行こうと単身でがんばっていたのでした。チャックはそれを邪魔してしまったことに負い目を感じ、あと工作員に職場まで来られて脅迫されたりとかもしましたが、とにかく弟救出を手伝うことにしました。それを終えてエリーとの約束の時間に間に合わせる必要があります。
こういう場合なんとか任務を終えて約束にも間に合うのがお約束だと思っていたのに、これも完全にすっぽかしてしまうというのがなかなか斬新に感じました。