クローザー シーズン5 6話「偽りの名刑事」

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こんな話・あらすじ

殺人事件の現場に現れていた刑事は偽物であり、証拠を持って姿を消す。

キャラクターの動きや注目シーン

ニセ警官登場

今回はたまにあるコメディー色の強い回です。やったね。
冒頭からフリンとプロベンザが共に食事しており、そこにポープが現れます。職業観について話し始めます。捜査に同行しているらしいですね。面倒くさい上司。

と、そこへパトカーのサイレンが響きます。事件ですね。
自分たちの管轄でない場所だとプロベンザは言いますが、とにかくポープと共に向かう羽目になります。

ポープらが現場へ到着するとトレーシーという刑事がそこに先に来ており、すでに現場検証を始めていました。事件があったのは駐車場で、男性が銃で撃たれて死亡していました。
夜勤明けでしたが現場まで来たというトレーシーの真面目な勤務態度を褒め称えるポープ。フリンもプロベンザも引き合いに出されて微妙な表情です。トレーシーがクサい台詞を言うので私も吐きそうでした。

被害者の男性は通称が口説き屋で、テレビの企画で女性をナンパして次々とひどい目に遭わせていたという人物です。現場近くにいた彼の知り合いはやたらと叫ぶやかましい女。今回は強烈なキャラが出ますね。
何より強烈だったのはこのトレーシーがニセ警官だったことです。

フリンの突っ込みが冴える

ニセ警官トレーシーは先ほどポープらの名刺を入手しており、それを使って勝手に関係者に聴き込み捜査を行うという、ちょっと本格的にいろいろやり過ぎな危ない男です。ブレンダが関係者になりすまし、トレーシーがフリンの名を騙ってやってきたところをフリン本人が取り押さえました。ああ面白い。

トレーシーはロス市警に連れてこられても、まだ本物の刑事のように振る舞います。その偉そうな態度でフリンの血管は切れそうになります。普段は皮肉や嫌みが多いフリンですが、今回はストレートに突っ込みますね。

「それは報告書の〇〇ページに~~」「報告書なんて書いてないだろ!!」
「労働組合に訴えて~~」「組合になんて入ってないだろ!!」
という具合です。ちょっとワンパターンな気もしてきました。

ポープは今回の冒頭でニセ刑事に事件の証拠品を渡したことをひどく気にしています。自らの失敗によって経歴に傷がついたことを恐れているのですね。ですが最終的にブレンダの機転によりトレーシーが文書偽造など諸々やってしまったことで、ポープも救われたような顔をしていまいた。

事件の犯人を追いつめるところは他の事件でも見られた手法が使われており、そこの新鮮味はありませんでしたが、トレーシーのインパクトは十分過ぎるほどの回でしたね。

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