こんな話・あらすじ
病院で起きた少年の死亡事件。手術中の合併症が原因だが、被害者の母親は殺されたと主張する。ブレンダの思惑とは異なる方向に事件が進む。
キャラクターの動きや注目シーン
少年はなぜ亡くなったのか
今回はなかなか倫理的に難しい話です。舞台は病院。
メリッサという女性がもめ事を起こしているようです。検査のために訪れた息子のニコラスが途中で胃に出血を起こし、止めるための手術が行われたものの合併症を起こして死亡しました。メリッサは息子の死は殺人だといって騒いでいるのでした。
ダニエルズとガブリエルが病院を訪れており、ダニエルズの判断で手術室を封鎖しました。ダニエルズがナーバスになっているようですね。ブレンダとフリッツはディナー中ですが現場までやってきてくれました。殺人特捜班で捜査に乗り出します。
担当したウッズ医師は聞くたびに返答が変わったり、同僚と目配せしたりするなど怪しいというのがメリッサの言い分。
いきなり殺人特捜班の事件として本格捜査を始めているブレンダに対し、ポープは疑問を呈します。そもそも医療ミスなのか殺人なのかもはっきりしていないのに病院封鎖までやろうとするブレンダの姿勢は確かにやり過ぎかも。ブレンダとダニエルズがやたらと熱心です。
ですが病院側の返答がホープの怒りを買ったようで、ガーネット検事を呼んで大陪審で審議する予定だとちょっと脅しをかけます。
いきなり疑われる母親
タオ警部補はもと医学生ということで、ニコラスの手術についてもある程度詳しいです。頼りになりますね。
ニコラスは手術中に心臓が3分止まっていたことが明らかになり、どうも医療ミスのように思えますね。ブレンダが動くということは殺人の疑惑があるのでしょうか。
ニコラスはやたらと病院に来ており、しかも人為的に誘発できそうな病気での通院ということで、母親のメリッサに疑いが向きます。
いきなりメリッサが容疑者ですかね。代理ミュンヒハウゼン症候群の疑いもあるとのこと。子どもを病気にして、その面倒を見ることで自分の精神を安定させるという内容らしいです。私は詳しいことはわかりませんが。
捜査の末にはなんとも後味の悪い展開。ブレンダが捜査してもこういうはっきりしない展開になるのですね。
手術中に容態が悪化して助からない状態に陥ったニコラスををどうするかという、非常に難しい選択に医師は直面していました。その選択が正しかったのか間違っていたかは、当事者や血縁者からの意見と、第三者からではまた考え方が異なってきます。
それはともかくとして最後に波乱があって今回は終わりです。メリッサは少し前に夫を亡くしており、今度は息子をも失ってしまっていました。絶望する気持ちもわかります。