クローザー シーズン4 9話「ティファナから来た罪人」

クローザー 4thシーズン 前半セット(1~7話・3枚組) [DVD]

こんな話・あらすじ

メキシコの刑事が2名殺害されてブレンダ達が捜査にあたるが、並行してポープから殺人特捜班の解散が告げられる。

キャラクターの動きや注目シーン

殺人特捜班解散へ

ティファナの刑事が2人、軽トラックの荷台で死亡していたという事件です。ティファナはメキシコの北部でアメリカ合衆国の国境にある都市だということです。
通報したのは神父ですが、遺体への儀式を施してからの通報でした。ブレンダはその行為を捜査の妨げとして嫌がるのですが、カトリック教会まで乗り込んで神父を尋問するのは難しい状況です。

マテオ・ヘルナンデスという警備員の男性が事件当夜の所在が不明で、前歴も怪しいことから指名手配されるのですが、FBIの捜査にかつて協力したことがある人物とのことでフリッツがそれを止めに来ます。いずれにせよ重要な情報を持っていそうです。

今回はブレンダ達殺人特捜班にも重大な転機になる話です。いきなりポープ副本部長が怒っており、その理由はたびたび出てくるリカルド・ラモス記者が書いた新聞記事にありました。殺人特捜班の「特捜」は特別捜査ですが、その特別というのが特別な被害者、つまり白人や富裕層や有名人といったマスコミの注目度の高い被害者の捜査にあたるものという解釈をされ、ブレンダの発言もそれを積極的に否定していませんでしたから差別的だということで姿勢が叩かれているのですね。

リカルド・ラモスも呼ばれてポープ、テイラー、ブレンダとの4者で話し合いがなされ、その場で殺人特捜班の解散が告げられました。結構驚きの展開ですね。特捜班チームも解散してしまうのでしょうか。

怪しい人がわかってしまった

ティファナ警察からマルティン・バスケスという刑事が応援でやってきてくれました。いろいろとマテオに関する情報を提供してくれます。割と友好的に見えますね。

しかし視聴者側からするとこの人物が怪しいと思われる理由があります。それはこのバスケス刑事の吹き替え声優が池田秀一さんであること。
池田秀一さんというと「機動戦士ガンダム」でシャア・アズナブル役であることで知られています。最近だと「名探偵コナン」の赤井秀一役も有名な結構な大物。海外ドラマ「ホワイトカラー」では主役のピーターの吹き替えです。そんな彼が突然、捜査にそこまで必要でもなさそうな役で登場するでしょうか?

マテオの情報はバスケス刑事がいなくても、例えば神父が協力してくれるようになったとかの方向でも得られたはずですし、そもそも助言はしてくれるものの事件関係者への取り調べ等では一歩引いたところにいました。これはなんとなく怪しいです。

最終的にはこのバスケスがかなり修羅場を演じます。ロス市警内でブチ切れてブレンダの首を絞め、制止されて4人がかりで運ばれていくという、「クローザー」でも滅多にない暴れっぷりでした。

殺人特捜班自体はなくなりますが、次回からは新たに編成された重大犯罪課が事件を担当します。

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