こんな話・あらすじ
1992年に殺害されたとおぼしき遺体が発見される。捜査の中で被害者はギャングに関わりがあったことがわかり、方針を巡ってブレンダとガブリエルが対立する。
キャラクターの動きや注目シーン
遺体が持っていたある人物の名刺
今回はずいぶんと時間が経った遺体が発見されたところから始まります。遺体がプロベンザ警部補の名刺を持っていたことから、殺人特捜班が捜査することとなりました。
プロベンザは前回引退勧告をなんとか逃れたと思ったら、今度は事件とこういう関わりをしてしまうとは多難ですね。
遺体はダレル・リチャーズという青年のようです。1992年に亡くなったとみられます。彼はギャングに関わりを持っていたのでした。
ダレルを撃ったとおぼしき銃を以前に警察に持ち込んだのはジャック神父。この神父はギャングの更生に力を入れているということですが、人物評はロス市警内でも真っ二つに割れます。素晴らしい人物だと褒め称えているのがガブリエルです。しかしフリンは神父が犯罪行為をしたギャングをかくまって捜査を妨害しているとして嫌な奴扱いです。
私もなんとなくフリンと同じような見方をしてしまいますね。どこかの回で出てきた神父が、犯罪者の本性を見抜けずヘマをしていたのを見ましたし。
ちなみにプロベンザはかつてパトカーに発砲され、その聞き込みをしているときにダレルに会って名刺を渡していたようです。この辺で名刺の話はほぼ終わり。話のメインになるかと思ったのですが名刺は導入の小道具にすぎなかったようです。
弟もうさんくさい
ダレルの弟はケニオン・リチャーズといって、昔は荒れていたものの改心してチャリティー活動をしたり、市議会議員に立候補したりしている社会活動家です。黒人。この人についてもガブリエルとフリンで評価が完全に分かれますね。
ケニオンは兄の捜査を止めろといいます。ケニオン自身も少しギャングに関わっていたわけですから、兄の捜査について大々的にやると自分の過去まで暴かれて困るということのようです。議員選挙にも響きますよね。
この人も神父と同じようなうさんくささが若干あります。捜査を止めろといってくる人物は怪しいものです。
捜査を巡ってブレンダとガブリエルとで意見の対立が起きて一触即発の雰囲気に。ガブリエルは今回の登場人物をやたらとかばいまくっています。前回からやけに目立ってますねこの人は。ガブリエルのいうこともわからないでもないですが、ブレンダの方針には逆らえません。最後はちょっとすねていました。
前回もそうでしたが、ブレンダがフリッツとの同棲について父親にバレるという話が続きます。父親からブレンダ宛に手紙が来ていたそうです。何なのでしょうか。ちょっと怖いですね。