こんな話・あらすじ
裁判官が夜に殺害され、自閉症を患っている息子が行方不明となる。無事に見つかった息子が手がかりを持っていそうだが、ブレンダ達は話を聞き出すことに苦労する。
キャラクターの動きや注目シーン
相反する考えを持つブレンダ
裁判官が夜中に殺害され、彼の十代の息子が行方不明になってしまうという事件が発生。息子は自閉症を患っており、一刻も早い救出が求められます。
被害者のトンプソン裁判官は裁判の際の強引なやり方が問題となり、恨みを買っていたようです。一人の容疑者が浮上しますが、テイラー達が捜査していた対象でもあり、ブレンダとテイラーが2人がかりで尋問します。なかなか豪華なことをしますね。
行方不明だった息子のキースが車のトランクから発見されます。何か数字をつぶやき続けていました。幸い命に別状はありませんでしたが、自分の状況がよくわかっておらず、いつも通りの生活を送れないことにストレスを感じているようです。体に触ろうとしたブレンダに強烈な一発を食らわせてしまいました。あとからもあざになっています。
両親は離婚しており、母親の方に親権がない状況です。ただ父親の裁判官が殺されたので母親が引き取ろうとします。
「私が約束するわ。一日も早く息子さんがあなたの元に戻れるよう全力を尽くします」と母親に言うブレンダですが、すぐに次の場面に切り替わり、間髪入れずにポープに「どうやったらあの母親と引き離せる?」と真逆のことを言い出します。かなり面白いシーン。ブレンダはキースが何か手がかりを握っているとみて、母親の元に引き渡すのを嫌がるのです。
キースの行動の意味が明らかに
ここからはブレンダとキースの珍道中。自閉症の特徴なのか、現在地をやたらと気にしたり、予定通りの行動ができないとパニックを起こしたりというキースの挙動に早くもうんざりした表情のブレンダ。ガブリエルもさじを投げた顔です。
キースが発見された時点でつぶやいていた数字は、おそらく緯度や経度であろうと推測されます。裁判官の乗っていた車は自動的に位置情報を言葉で言ってくれるように設定されていたので、キースはそれを覚えたのでした。
犯人がほぼ明らかになりますが、ブレンダはなぜかいろいろと調査を続行して容疑者に尋問を始めません。息子を引き取れない母親はいよいよ怒り出していました。
いよいよ尋問開始。ブレンダの巧妙なテクニックで容疑者は喋ることなく取引に応じる道を選択します。次に別の人物への尋問が始まり、先ほどとは全く異なる手法で事件を解決に導きます。見ている側は途中でもう犯人がわかってきているので、どうやって自白を取るかという流れを楽しめました。