こんな話・あらすじ
ペイジとラルフが乗っていた地下鉄が何者かのハッキングによって制御不能になる。トビーの推理によりこれはテロ行為の一部だと見抜かれる。
キャラクターの動きや注目シーン
トビーのボクシングの試合からスタート。心理学を使ってキャリアの勝る相手に挑むのですが、ボクシング経験も体の鍛え方も段違いに相手より劣っていますから、当然のごとくやられてしまいました。しかも闘いを見せたかったハッピーは見に来てすらいないというのが追い打ちです。
ガレージに居着いているレイはウォルターを遊びに誘いますが、その際に消防士時代に同僚を失った過去を明らかにします。ヘラヘラしているようで、意外と暗い過去。
ロケットの作業で忙しいウォルターはレイの誘いを固辞。ペイジとラルフの誘いも同様に断っていました。ペイジ達は他の友達とその親と、地下鉄で移動します。ところが地下鉄に異常発生。駅で止まらずに加速してしまいました。もともと自動運転の地下鉄だったようで、何者かにハッキングされた線が濃厚です。ウォルターがハッキング仕返して外部から操作しようかとしますが、制御不能になっています。その際に交通局にセキュリティについて嫌みを言うことも忘れません。
ウォルター達は外から電車の減速を試み、電車内のラルフは内部からなんとかしようとします。このラルフという子は実に落ち着いていますね。頼もしくもあり、感情が乏しくて怖くもあります。そういうキャラなのでしょうが。
地下鉄を停めることが話のメインになるパニック回だと思っていましたが、ここから意外な展開。トビーが気づきます。暴走電車が他の電車に当たらないように、他の電車は駅舎に戻されているのですが、そうやって空になった線路を移動して飛行場まで行き、テロを行うという計画が裏で進行していることを突き止めます。このあたりは全て推論のはずなのですが、なんとビンゴでした。ペイジ達も心配なはずなのですが、冷静に正解を出せるあたりが凄い。
ここまでまだ話が始まってから20分も経っていませんからかなりの密度です。暴走電車の方も忘れられていませんでした。ウォルターが命がけで電車に乗り込んで対処します。
この行動が褒められるのかと思いきや、ペイジには命知らずの行動で心配をかけたとしてビンタされます。後からペイジから告白めいた謝罪を受けられたので、結果的にはよかったかも知れませんね。
捕まったテロリストは海外ドラマ「Person Of Interest」のファスコ刑事みたいな声をしていますね。コミカルにやられてしまうのも彼っぽいです。