カウンターパート 暗躍する分身 シーズン1 第02話「殺し屋の過去」

こんな話・あらすじ

もう1つの世界から妻を暗殺しにやってきた殺し屋の通称ボールドウィンが再び現れる。向こう側のハワードはこちら側のボールドウィンの情報を得ることで相手のルーツや出方を知ろうと試みる。

キャラクターの動きや注目シーン

凄腕のヴァイオリニスト

前回は暗殺者であるボールドウィンから狙われた妻を守ることに成功はした物の、ボールドウィン自信は逃げてしまいました。しかも向こう側に逃げたわけではなくこちら側に居座っている可能性が高いわけです。
そこでハワードはボールドウィンの行方を追うために、こちら側にいるはずのボールドウィンのルーツを探ることで行きそうな場所を割り出す作戦をとります。なんか迂遠な気もしますが一応取っかかりが必要なのでしょう。

こちらのボールドウィンはそもそも殺し屋ではないのでボールドウィンという通称もありません。なんとナディア・フィエロという名前の凄腕のヴァイオリニストでした。しかも美人。ヴィヴァルディの「四季」の「冬」が披露されますがとんでもなく上手いですね。たいした才能です。ちなみに私はクラシックは詳しくないですが、メタルのAngra「Evil Warning」の感想でこの曲が使われているので覚えていました。

ハワードはこちら側のナディアにバーで偶然を装って話しかけて過去を知ることができますが、結構悠長なことをしてるんですね。すぐ近くにボールドウィンが来てるのを視聴者だけは知っていますからこういう感想になってしまいます。作中の登場人物はわからないですからね。

早くも無能と罵り合い

ドラマが始まって2話目にしていきなり仲違いとなります。こちら側の諜報機関側が向こう側のハワードを援護する役回りになっていましたが、連係がうまくいかずにこちら側のナディア・フィエロを死なせてしまうという大失態。ボールドウィンは捕まりましたが、こちら側の犠牲を許せるものでもありませんし、これが今後どのような影響を及ぼすのかわかりません。

ハワードはこちら側の機関をなじりますし、機関側もハワードを信頼しているわけではないと言い出して険悪に。ハワードの上司のクエイルなんかはまだ向こう側とも穏便に接したいみたいですが。なおピーター・クエイル役のハリー・ロイドは「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴィセーリス・ターガリエン役もやっていましたね。気づきませんでした。だいぶ印象が違います。こちらでは日本語吹き替えが森川智之さんですが、「ゲーム・オブ・スローンズ」では森川さんは別の役でしたからちょっと私の中でわかりにくくなりました。

散々ボールドウィンの過去を探ってきて、この回で彼女が死んで終わりとかだったら我々はこれまで何を見させられてきたのかと疑問を感じるところですが、生き残ったので次回以降また絡みがあるのではないでしょうか。

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