Major Crimes〜重大犯罪課 ファイナルシーズン 11話「最後の戦い: パート2」

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課 ファイナル・シーズン 前半セット(1枚組/1~5話収録) [DVD]

こんな話・あらすじ

捜査の過程でフィリップ・ストローの母親に行き当たり、ストローの秘められていた過去が明らかになる。

キャラクターの動きや注目シーン

ストロー捜査で金はかかる

フィリップ・ストローが関係者を殺して回っていますが、メイソン副本部長はまだこれがストローによる殺人だとの確信が持てず、偶然の域を超えていないため捜査に金を使えないと考えていました。しかし今回はレイダーの件で家まで来ていたガスが捜査本部に差し入れを持ってきた際に、ホワイトボードに貼られていたストローの写真を見ます。その顔はレイダーが倒れた連絡を受けた際にレストランで事情を聞いてきた人物でした。
ということでガスの証言によってフィリップ・ストローが本当に接近していることがわかったので、メイソン副本部長も本腰を入れて捜査態勢を築かねばなりません。

ただ彼を悩ませているのは、ストローが狙う可能性のある人物が多すぎて、警護に人員を割かれてその分お金もかかるということですね。もともとこの「major crimes」が始まった当初はロス市警の予算が逼迫しているため、逮捕した犯人がロス市警を訴訟するなどで余計な金がかかるのを防ぐというのも目的でした。そのためにレイダーが事件解決の際に犯人と取引したりして処遇まで具体的に決め、その後の訴訟を防ぐというのもやっていましたね。ただこのストロー関係にあたっては、捜査識見をプロベンザ警部補が持っており、彼は金を使ってでも警護は必要だしストローは殺しても構わないぐらいに思っていますから、メイソンとは意見が対立しています。

ディランはいいキャラをしている

今回はグエンドリンという、ストローの母親が見つかったために彼の知られざる過去が明らかになります。ドクタージョーが久しぶりに出てきて、うまい具合に話を聞き出してくれました。少年時代の昔から殺人を犯していたことがわかりました。まあ驚くほどでもないですね。

話としてはそこがメインなのでしょうが、このところ頑張りまくっているのがストローの協力者のディランですね。コンピュータに精通していて、重大犯罪課の携帯電話から自在に情報がとれる状況にしています。さらにオフィスの情報も筒抜け。

ロス市警を出し抜けるのもゲームのようにとらえており、実際に裏の手段でグエンドリンの情報も入手。合法的にやっていたロス市警より早かったのでたいしたものでした。
重大犯罪課がオフィスで捜査状況を話し合っているのを見ながら、いちいち突っ込みを入れていくのはなかなか新しい試みでした。彼がメインのスピンオフなどあると面白そうですが、なんかこの先ストローに殺されたりしそうです。

手柄を立ててストローの鼻を明かしてやりたいという気持ちもあるらしく、グエンドリンに独断で接触していきます。これによって彼女の家にあったオフラインの監視カメラに映ってしまい窮地に。なんとか自分の情報を消し去ろうとする必死さには、思わず彼をちょっと応援したくもなってしまいました。

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