クローザー シーズン5 11話「ウソが招いた結果」

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こんな話・あらすじ

ブレンダとチャーリーは車での移動中に銃撃事件に遭遇。撃たれた少年ジェイクは病院に付き添ったチャーリーと交流を深める。

キャラクターの動きや注目シーン

銃撃事件に巻き込まれるチャーリー

ブレンダとフリッツの家にしばらく住んでいるチャーリー。前回は家にマリファナを送付させていたことがバレて、激怒したフリッツに実家へ強制送還されかけていました。
結局ブレンダの取りなしによってまだ居候が続いています。

ただチャーリーはフリッツには謝罪したもののブレンダには正式に謝罪していないらしく、2人の間にはまだ若干のぎこちなさがあります。
冒頭で2人は車で移動中でしたが、近くで会った銃撃事件により渋滞が起き、ブレンダが現場の様子を見に行きます。

チャーリーは危険だから車で待っているように言われたのですが、独断で心配だからとブレンダの後を追ってしまいました。
このチャーリーはやたらと困った人ですね。トラブルメイカーというか。彼女が動いて事件を複雑にする役回りになりつつあります。

現場ではすでに1人が撃たれて死亡しており、もう1人いた少年が銃弾を受けて重傷。ブレンダは少年の搬送先までともに向かい、チャーリーも警官に付き添われて病院まで来ました。

非情な判断に傷つくチャーリー

銃撃による死亡事件の捜査が重大犯罪課にて行われます。最も事件について詳しく知っていそうなのが、銃撃された少年であるジェイク。

ブレンダは捜査の指揮を執りつつ、病院まで来ていたチャーリーに彼の様子を見ていてもらうことにしました。
撃たれたジェイクも話の前半ではまだ元気があって、母親に会いたいと呼びかけたり、ブレンダに事件について少し話したりしてくれました。

今回のメインであるチャーリーは、ジェイクと若者同士の心の交流と言いますか、彼を落ち着かせるという重大な役割をやってのけました。
ジェイクはチャーリーと互いの恋人との関係などの話もしており、これが事件の鍵を握ることとなったのでした。

チャーリーにとっては最終的に辛い話となりました。
ジェイクとの会話がブレンダたちに盗聴されており、割と赤裸々な話もおばさんに聞かれてしまったという状況。

ジェイクと親しくなったことで彼の容態を案じているのですが、撃たれた傷が悪化して危うい状態になったときにも、ブレンダに自宅待機を命じられて病院へ行けずじまい。

ここはジェイクに話を聴ける最後のチャンスとみたブレンダが、チャーリーが入ってくることで事件以外の話を始めてしまうことを嫌ったための判断でしょう。チャーリーがジェイクを励ましたりして時間を取られているうちに彼が死んでしまうと手がかりがなくなってしまいますからね。

ですがやはり人間の情からすると冷たい判断でした。チャーリーは連打をこの件で恨みましたし、フリッツもブレンダの判断はさすがに非情だと考えているようでした。
事件解決を優先するか、被害者やその周辺の感情を優先するかという、なかなか考えさせられる回でした。

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